算数通信mathmath 第3号|引き算なのに、答えが全部9の段
算数通信mathmath、第3号です。
【今日のネタ】2桁の数から、十の位と一の位を入れ替えた数を引く
例で見せます。
21 − 12 = 9
31 − 13 = 18
96 − 69 = 27
教室では、子どもに好きな2桁の数を決めさせて、入れ替えた数を引かせます(大きいほうから小さいほうを引く)。スタートはバラバラなのに、出てきた答えを黒板に並べると、9、18、27、36…。
ここで誰かが言います。「全部9の段だ!」。九九を習ったばかりの子ほど食いつきます。
おもしろいのはこの先で、気づきが2段階に分かれます。最初は「答えが全部9の段」。しばらくすると別の子が、「差が1だと9、差が2だと18になってる」と言い出す。十の位と一の位の差で答えが決まることに気づくんです。
つまり答えは、9×(十の位と一の位の差)。21は差が1だから9×1で9。96は差が3だから9×3で27。ここに気づいた子は、もう計算しなくても答えを言い当てられるようになります。
私がやるのは、「全部9の段」で満足しかけたところで、「じゃあ次の答え、引く前に当てられる?」と一歩押すこと。9の段の発見で止めず、差と答えの関係まで子ども自身に見つけさせたいんです。
注意は2つ。十の位と一の位が同じ数(44など)だと答えが0になります。それと、必ず大きいほうから引くこと。最初に一言そえれば防げます。
明日やるなら、答えを並べて「あれ?」を出してから、「引く前に当てられる?」で深めてみてください。
それでは、また次号で。
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