算数通信mathmath 第1号|1から10、どう足す?

1から10までを足すだけの問題。順に足す子と、ペアを見つける子。同じ問題でも解き方は分かれます。子どもの「えっ」が生まれた瞬間の話を。算数通信mathmath 第1号。
前田健太 2026.06.03
誰でも

算数通信mathmath、第1号です。

ご登録ありがとうございます。続くかどうか自分でも少し不安ですが、まずは書いてみます。

今日のネタはこれです。

【算数ネタ】1から10までぜんぶ足すと、いくつ?

3年生で出したとき、最初は手が止まりました。1+2=3、3+3=6…と、ひたすら順に足していく。これが多数派です。正解にはたどり着くけど、途中でミスする子がぽつぽつ出る。

しばらくして、一人が「あ、わかった」と言いました。1と10、2と9、3と8、4と7、5と6。全部11になる。それが5組だから、11×5で55。

ここで教室がざわつきます。「えっ、なんで?」「もう一回言って」。さっきまで順に足していた子が、急に前のめりになる。

私が大事にしているのは、この「えっ」が出てから答えを確認すること。先に「ペアにすると速いよ」と教えると、たぶん半分の子はぽかんとしたまま終わります。順に足す→ミスする→誰かが別の道を見つける、という流れだからこそ、ペアにする良さが体で分かる。

答えより、その分かれ目がおもしろい。順に足す子と、ペアを見つける子。どっちが偉いという話ではなくて、両方出てから比べると、子どもの頭の中が少しだけ見えます。

もし明日時間があれば、何も言わずにそのまま出してみてください。先に解き方を見せないのがコツです。

それでは、また次号でお会いしましょう。

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