算数通信mathmath 第2号|全員ちがう数なのに、答えが同じ
算数通信mathmath、第2号です。
前回は計算の工夫でした。今回は、教室が一番ざわつくやつを。種は古典的なネタですが、初めて見る子の反応は毎回すごいです。
【今日のネタ】好きな3桁の数から始めて、クラス全員が同じ答えにたどり着く
やり方はこれだけ。
好きな3桁の数を1つ決める。ただし百の位と一の位は2以上ちがえる(例:521)。
その数を逆に並べて(125)、大きいほうから小さいほうを引く。521−125=396。
出た数(396)をまた逆に並べて(693)、足す。396+693=1089。
教室では、まず黙って全員に最後までやらせます。スタートの数はバラバラ。742の子も、853の子も、311の子もいる。なのに、出てくる答えが全部1089です。
「せーの」で言わせると、声がそろって「1089!」。一拍おいて、「えっ、なんで?」がクラス中から出ます。前回の四角形より、ざわつき方は大きいはずです。
僕がやるのは、先に紙へ「1089」と書いて、黒板に裏返して貼っておくこと。全員が計算し終わってから、めくる。これだけで「先生、なんで分かったの!?」になります。
種明かしを少しだけ。途中の引き算で出る数(396のような数)は、必ず真ん中が9で、両端を足すと9になります。だから逆に並べて足すと、いつも1089。低学年なら「ふしぎだね」で終わってもいいし、5・6年なら「なんで真ん中がいつも9なの?」を宿題に投げると、けっこう食いついてきます。
ひとつ注意。最初の数の百の位と一の位が同じだと(例:323)、引き算が0になって成り立ちません。「2以上ちがう数で」と最初に一言そえるだけで防げます。
明日やるなら、種明かしは我慢して、まず全員に1089を出させてみてください。
それでは、また次号で。
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