算数通信mathmath 第12号|長さがわからないのに、周りはわかる
わかっているのは10cmと7cmだけ。正方形の1辺もあまりの長さもわからないのに、長方形の周りの長さは決まります。4年生の知識で解けて、大人も手が止まる図形ネタです。算数通信mathmath 第12号。
前田健太
2026.10.12
読者限定
算数通信mathmath、第12号です。
前号は1年生の授業報告でしたので、今回は図形のネタを1つ紹介します。以前Xに出したところ、いいねが3,000を超えた問題です。もともと有名な問題なので、ご存じの先生もいるかもしれません。
【今日のネタ】長方形の周りの長さは?

色のついた部分は正方形です。Aから正方形の右はしまでが10cm、正方形の左はしからDまでが7cmです。このとき、長方形ABCDの周りの長さは何cmになるでしょうか。
使うのは、4年生で習う長方形の周りの長さだけです。それなのに、意外と手が止まります。正方形の1辺の長さも、左右のあまりの長さも、どこにも書いていないからです。
多くの人は、まず正方形の1辺を求めようとするのではないかと思います。ところが、10cmと7cmだけでは、どうやっても1辺の長さは決まりません。「これは条件が足りないのでは?」と思ったところで、だいたい止まってしまいます。
ぜひ、続きを読む前に少しだけ考えてみてください。
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