算数通信mathmath 第14号|わければラッキーができる(1年・ひき算)

13−8を、1年生は8を分けても13を分けても解きました。たし算で10をつくった経験が、繰り下がりのひき算にもそのまま生きた4時間の授業報告です。算数通信mathmath 第14号。
前田健太 2026.10.24
読者限定

算数通信mathmath、第14号です。

第11号の最後に、繰り下がりのひき算の話は「また別の号で書きます」と書きました。今回は、その約束の号です。1年生の、繰り下がりのあるひき算の授業報告をお届けします。

【今日のネタ】13−1−□の□に、何を入れたら楽?

たし算では、7+□+6で「10をつくると楽」という感覚をもってから、□のない7+6に進みました(第10号・第11号)。ひき算でも、同じ流れにしています。

1時間目は、バスの場面で13−1−□を出しました。13人のっているバスから、最初に1人おりて、次に□人おりるというお話です。「□にどんな数を入れたら、計算が楽になるかな?」と聞くと、出てきたのは2と9と3でした。

□=2なら、1と2をまとめて3にして、13−3で10になります。□=9なら、1と9で10ができるので、13−10で3です。□=3なら、13から先に3をひくと10が残ります。同じ「楽になる」でも、10のつくり方が子どもによって違っていました。

2時間目は、バスの場面で13−8を出しました。前の日と同じように「このあとに何が来ると楽だと思う?」と聞くと、まず2が出てきます。ある子が「8と2をみればいいよ」とヒントを出してくれました。おりた人を8+2で10人とまとめれば、13−10で3になるわけです。次に、別の子が3を出しました。13−3を先にすれば10になり、あとは10−8で2です。

一方で、前の日の□=2のやり方(1と2をまとめて3にする)は使えない、という話も出ました。今度は、ひく数の8が一の位の3より大きいからです。

そこで、後ろに何もない13−8だけを見せました。すると、子どもたちから出てきたのが「わければラッキーができる」という言葉です。子どもたちの言う「ラッキー」とは、10のことです。

では、13−8は、13と8のどちらを分けるとよいのでしょうか。

ここまでが「わければラッキー」の入り口です。ここから先は、子どもたちがどちらを分けたか、そこから出てきた2つのやり方を、どう言葉にまとめたかを書いています。登録すると続きが読めます(無料です)。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、1955文字あります。

すでに登録された方はこちら

読者限定
算数通信mathmath 第13号|37をかけると、ゾロ目が並ぶ
読者限定
算数通信mathmath 第12号|長さがわからないのに、周りはわかる...
読者限定
算数通信mathmath 第11号|7+6、どっちを分ける?
読者限定
算数通信mathmath 第10号|7+□+6 の□に、何を入れる?
読者限定
算数通信mathmath 第9号|A4を半分にすると、なぜまたA4の形...
読者限定
算数通信mathmath 第8号|恐怖の25 ── 先生に絶対勝てない...
読者限定
算数通信mathmath 第7号|20mのハンデは、公平か
読者限定
算数通信mathmath 第6号|青と黄色が、ひっくり返る(1年生・数...