算数通信mathmath 第14号|わければラッキーができる(1年・ひき算)
算数通信mathmath、第14号です。
第11号の最後に、繰り下がりのひき算の話は「また別の号で書きます」と書きました。今回は、その約束の号です。1年生の、繰り下がりのあるひき算の授業報告をお届けします。
【今日のネタ】13−1−□の□に、何を入れたら楽?
たし算では、7+□+6で「10をつくると楽」という感覚をもってから、□のない7+6に進みました(第10号・第11号)。ひき算でも、同じ流れにしています。
1時間目は、バスの場面で13−1−□を出しました。13人のっているバスから、最初に1人おりて、次に□人おりるというお話です。「□にどんな数を入れたら、計算が楽になるかな?」と聞くと、出てきたのは2と9と3でした。

□=2なら、1と2をまとめて3にして、13−3で10になります。□=9なら、1と9で10ができるので、13−10で3です。□=3なら、13から先に3をひくと10が残ります。同じ「楽になる」でも、10のつくり方が子どもによって違っていました。
2時間目は、バスの場面で13−8を出しました。前の日と同じように「このあとに何が来ると楽だと思う?」と聞くと、まず2が出てきます。ある子が「8と2をみればいいよ」とヒントを出してくれました。おりた人を8+2で10人とまとめれば、13−10で3になるわけです。次に、別の子が3を出しました。13−3を先にすれば10になり、あとは10−8で2です。
一方で、前の日の□=2のやり方(1と2をまとめて3にする)は使えない、という話も出ました。今度は、ひく数の8が一の位の3より大きいからです。
そこで、後ろに何もない13−8だけを見せました。すると、子どもたちから出てきたのが「わければラッキーができる」という言葉です。子どもたちの言う「ラッキー」とは、10のことです。
では、13−8は、13と8のどちらを分けるとよいのでしょうか。
ここまでが「わければラッキー」の入り口です。ここから先は、子どもたちがどちらを分けたか、そこから出てきた2つのやり方を、どう言葉にまとめたかを書いています。登録すると続きが読めます(無料です)。